痛風の治療

高尿酸血症治療剤の選択

高尿酸血症の成因には産生過剰と排泄低下とがあり、高尿酸血症治療剤には、産生阻害剤(アロプリノールフェブキソスタットトピロキソスタット)と排泄促進剤(ベンズブロマロン)とがあります。

産生過剰型に産生阻害剤、排泄低下型に排泄促進剤を組み合わすのが一般的です。
このため、痛風や高尿酸血症の治療には、成因の究明が必要です。
高尿酸血症の原因を知るために、尿酸クリアランス検査を受けることが必要です。原因を知った上で、適切な薬を選択しなければなりません。
腎機能が極端に低下した症例では産生阻害剤の投与を必要としますが、この場合投与した薬剤の排泄も障害され蓄積するので投与量を1/2~1/3に減量します。


高尿酸血症治療剤の投与法

尿酸値の急激な低下はしばしば急性関節炎を誘発するので避けるべきです。
また、排泄促進剤の投与開始時には一過性に尿中尿酸排泄量が増加し、尿中尿酸濃度が著しく高くなるので尿路結石の増悪や腎障害の可能性があります。
したがって、常用量の1/3程度より投与を開始し、徐々に増量して尿酸値が5~6mg/dlに落ちつくようにします。
また排泄促進剤投与中、特に不規則な服用によって尿中尿酸濃度の上昇があるので次項の尿路管理を必要とします。 

尿路管理

尿酸は元来難溶性の物質で、尿路で析出して尿路結石や腎障害の原因となります。したがって尿路で尿酸が出来るだけ析出しないようにしなければなりません。飲水を出来るだけ多くして尿量を増加しアルカリ性食品の摂取を多くして、大量の中性尿を維持するようにします。尿PHを定期的に測定し、6.0以下であればアルカリ剤ウラリットの服用をしていただきます。


合併症の治療

尿路障害のほか、高尿酸血症には高脂血症、糖尿病、肥満、高血圧、動脈硬化症、心筋梗塞などの合併症が起こりやすい事が知られています。このため積極的な検査により、早期発見し早期治療を心がける事が必要です。


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