「おいしく食べて尿酸値を下げる」小冊子紹介

「おいしく食べて尿酸値を下げる」を刊行しました!!

当クリニック監修、グラクス・スミスクライン株式会社提供による痛風・高尿酸血症患者さん向け小冊子「おいしく食べて尿酸値をさげる」が平成24年6月1日に発刊されました。

血清尿酸値が高くなる大きな原因として食事や飲酒などの生活習慣があげられます。
尿酸値を下げるためにはプリン体を控えると良いというイメージがあるかもしれませんが、実は肥満の解消の方が重要です。
肥満は尿酸値を上げる原因であるうえに、糖尿病や高血圧症などを合併しやすいため注意しなければなりません。

肥満を解消するためには、1日の適正エネルギー量を計算してエネルギーをとりすぎないようにしましょう。
もちろん、尿酸値が下げるためには食品から摂取するプリン体を減らすことも重要です。
しかし、プリン体はほとんどの食品に含まれているため、気にしすぎて栄養バランスがくずれてしまうと他の病気になりかねません。
いろいろな食品を摂取してバランスの良い食事をすることが大切です。

栄養バランスの良い食事とは、主食(ごはん)+主菜(肉や魚、卵などのメインとなるおかず)+副菜(野菜や海藻などのおかず)を組み合わせた食事のことです。プリン体を多く含む食品は控えめとしますが、食べてはいけない食品はありません。
多様な食品を組み合わせ、腹八分目を心がけながら食事を楽しみましょう。

この冊子では、当クリニックの主任管理栄養士である横関美枝子が「おいしく食べて尿酸値をさげる」献立やレシピを朝食、昼食、夕食に分けて公開しています。
おうちごはんだけでなく、コンビニや外食での食事の選び方もご紹介しています。「おつまみ編」では、1日の終わりにほっと一息、おいしいお酒とおつまみを楽しみにしている方のための「おつまみの選び方」や「おすすめのおつまみ」もご紹介しました。

食生活の改善は意識することから始まります。この冊子を活用してできることを少しずつ増やし、続けていただければ嬉しいです。
「おいしく食べて尿酸値を下げる」は、当クリニックの痛風外来や栄養指導の際にお配りするほか、全国の診療所や病院などの医療機関で無料で入手することができます。ご希望の患者さんは、かかりつけの医療機関でおたずねいただくか、グラクソ・スミスクライン株式会社までお問い合わせ下さい。

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