痛風・高尿酸血症プレスセミナー

忘・新年会シーズンに向けた尿酸値コントロールの重要性と具体策について
~‘風が吹いても痛い’とは?痛風の痛みを国内で初めて数値化~

古今東西、痛風の痛みについては、様々な表現がされてきましたが、実際に痛風になった方たちが口を揃えて言われるのが、 「痛風の痛みは言葉で表現出来るような痛みではない。発症した人間にしか分からない」 と言う言葉です。
とにかく、痛風の痛みというのはとんでもない痛みで、一度でも発症された方はその痛みに戦々恐々とされていますが、 発症されたことのない方には、どんな言葉で表現してもその痛みを伝えることは非常に難しく、 痛風という病気のことを知っていて、尿酸値を気にしていても、なかなか危機感を持って具体的な予防をされていない、という方が多いようです。 
しかし、痛風患者数は近年急増しており、また発症年齢も若年化して30~40代が最も多くなるなど、 より多くの方に危機感を持って痛風予防に取り組んでいただくことが課題となっています。 
そこで、痛風への危機意識を高めていただくために、今までなかなか伝え切れなかった痛風の痛みを電気刺激に変換して数値化するという、 初めての調査を実施いたしました。 
その結果、痛風発作の痛みは、手の甲を洗濯バサミでつまんだときの平均17.1μAに対して、平均46.2μAと3倍以上の痛みであることが分かりました。さらに発作後1週間前後のピーク時の痛みは、66.3μAと4倍以上の数値を示しました。50μAと言う痛みの程度は、癌などの痛みのコントロールを行うペインクリニックにおいて通常「耐え難い痛み」と表現される痛みのレベルです。しかも発作後1ヶ月以上経過してもなお46.4μAという激しい痛みが続いている方も少なくありませんでした。従来、痛風発作の痛みのピークは、3、4日で1週間以降は徐々に軽減して2週間ほどで消失すると考えられていた痛風発作よりかなり長期間に渡って激しい痛みが続くことが分かりました。

新聞・雑誌の記者の皆様を対象としたセミナーで、当クリニック理事長の大山博司が講演しました。参加された記者の皆様は痛風・高尿酸血症について、より知識を深められたようで 、全国の新聞や雑誌などで講演の内容を紹介して頂きました。

下記は当日、大山理事長が説明をした資料になります。   2009年10月29日

講演会時に使用したスライド (PDF)

  • 痛風の痛みに関する数値データの発表
  • 痛風・高尿酸血症について


痛風外来