2009年6月13日(土) 医学講座を開催しました。

講演内容 『変形性膝関節の予防』
                             (特に初期悪化予防の重要性について)

今回の講演の目的は、この疾患が高齢者にたいへん多く、放置すると最悪の場合寝たきりの原因にも成りうる疾患であること。早めに対処すれば、進行をかなり遅らせることができるので、早期発見、早期の治療に留意して欲しいという事でした。また訪問看護に係る皆様が、必ず直面する疾患であるので、正しく理解して欲しいと願ったからです。
まず変形性膝関節症の症状や原因について説明をして、次に実際に膝の関節の中がどうなっているかをレントゲン写真や図を使って解説しました。

原因の中で誰でも今すぐ予防が可能な事は、太り過ぎないようにする事です。 次に治療について解説をしました。内服薬、注射、装具、手術等々ありますが特に説明に力を入れたのが、まだ軽症のうちに始める運動療法でした。
これは大腿四頭筋を中心に膝周りの筋肉と靱帯を鍛えて、関節の安定を図るというもので、意外と有効な事が多いです。
正しく取り組めるように話が出来ればと思います。最後に炎症があっても膝を冷やさないようにと強調しました。冷やす事が悪化につながる事が多いからです。
簡単ではありますが、この内容が伝わるようにスライドも考えて講演を致しました。使用したスライドを提示いたしますので参照ください。

講 師   神谷須賀男

 


 

講演会時に使用したスライド (PDF)

ご報告

神谷先生(当院で土曜日に訪問診療をしています)の講義を参加者の皆様は熱心に聞かれていました。
講義後に質疑応答の時間を長く作り、参加された皆様が日ごろから疑問に思っている点など、神谷先生に明快に回答頂きました。
これからも参加される皆様の日常業務に役立つ情報提供を継続していきたいと思っています。次回は参加された皆様から頂いたアンケートを基に11月開催予定の講演を考えます。詳細が決まりましたらホームページなどで案内致します。ご参加下さった皆様、有難うございました。

次回開催は11月13日(金) 19:00− 
江戸東京博物館 学習室2 入場無料です。 是非参加下さい。

講演会のお知らせにも、情報掲載しています。

訪問診療などでのご相談も受けますので、是非宜しく御願い致します

 

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